Windows11 | システム全体のバックアップ方法
Windowsとは，Microsoftが開発したOperation System (OS)であり，Graphical User Interface (GUI)を採用している．現在では，一般向けのOSのシェアのほとんどを占めている．
今回，ノートパソコンのOSをWindows11からUbuntuに変更するため，システム全体をバックアップする方法を以下に記す．
実施環境
Windows 11
システム全体のバックアップ方法
私が所有しているノートパソコンのOSをWindowsからUbuntuに変更するので，Windows領域が消える．そのため，当該ノートパソコンを復元する際にはシステム全体のバックアップが必要になる．システム全体のバックアップには以下2つのステップが必要になる．なお，どちらも完了するのに数時間かかった．
- システムイメージの作成
- 回復ドライブの作成
システムイメージの作成方法
現在のノートパソコンの容量を確認する．そのため，エクスプローラーを開き，Cドライブを右クリックし，"Properties"をクリックする．
以下画面が開く．現在，457GB中212GBが利用されている．
システムイメージを作成するのに，Cドライブで利用されている容量の2倍の容量の外付けHDDを用意し，ノートパソコンに接続した．接続後，外付けHDDを右クリックし，"Properties"をクリックした．
以下のように，HDDの詳細を確認できる．File systemがexFatであることがわかる．
なお，HDDがNTFS以外でフォーマットされていると，以下のような注意がされる．
外付けHDDを右クリックし，"Format"をクリックする．
以下画面が表示されるので，"File system"でNTFSを選択し，"Start"をクリックする．
以下のように，HDDをNTFSでフォーマットすることができた．
Windowsボタンをクリックする．
“Control Panel"をクリックする．
以下画面が表示されるので，"Backup and Restore (Windows 7)をクリックする．
以下画面に遷移するので，"Create a system image"をクリックする．
以下画面に遷移するので，どこにバックアップするのかを選択する．今回は外付けHDDを選択し，"Next"をクリックする．
以下画面に遷移するので，"Start backup"をクリックする．
バックアップが開始する．
バックアップが完了すると，以下画面になる．
“system repair disc"を作成するかの確認があるが，USBメモリーで回復ドライブを作成するので，"No"をクリックした．
HDDに以下のように，WindowsImageBackupが作成された．
なお，HDDの空きの箇所にファイルなどのデータを含めても問題ない．復元時に外付けHDDのルート直下にあるWindowsImageBackupフォルダを探しに行くので，復元時にはHDDの直下にしておく必要がある．WindowsImageBackupフォルダの名前変更は不可となる．
作成後，HDDには約250GBほどの容量が利用された．
回復ドライブの作成方法
回復ドライブを作成するのにUSBメモリを用意する．Windowsボタンを右クリックする．
以下メニューが表示されるので，"Search"をクリックする．
以下画面が表示されるので，検索バーに"recovery drive" (回復ドライブ)を入力し，"Recovery Drive"が表示されるので，"Open"をクリックする．
以下画面が表示されるので，"Back up system files to the recovery drive."にチェックを入れ，"Next"をクリックする．
以下画面に遷移するので，回復ドライブを作成するUSBメモリを選択し，"Next"をクリックする．
回復ドライブを作成するため，"Create"をクリックする．
回復ドライブの作成がスタートすると，以下画面が表示される．
回復ドライブの作成が完了すると，以下画面になる．
作成後，USBメモリには約17GBの容量が利用された．
復元方法
Windows11の復元方法の概要は以下になる．
- 回復ドライブUSBを挿してPCを起動する．BIOS/UEFIのブートメニューでUSBを選択する．
- オプションの選択で，"トラブルシューティング"を選択する．その後，詳細オプションで"システムイメージ回復"を選択する．
- 外付けHDDに保存したシステムイメージを選択する．
- バックアップ時点のWindows11環境に完全復元される．
以上