Linux | Linux Liteでのキーボードの日本語配列および日本語入力への環境変更方法

2022年11月21日

2022年11月,Windows 10が搭載されたノートパソコンに"Linux Lite 6″のインストール方法を記した記事を公開した.当該記事はこちらを参照

Linux Lite 6は,以下スペックで起動する軽量なLinuxであり,Ubuntu LTS(Long Term Support)をベースとする無料のOSとなる.

メモリ:768 MB RAM以上
容量:8 GB以上

Linux Liteを以下環境にするために実行したことを,本記事にて説明する.結論から言うと,やったこと4のibus-mozcをインストールすることで,キーボードを日本語配列にし,日本語入力もすることができた.

  • ノートパソコンを動かす際の環境は英語
  • キーボードは日本語配列
  • キーボードで日本語を入力できるようにする

実施環境

  • PC: Toshiba dynabook R73/U
  • OS: Linux Lite 6

やったこと1_keymapとmodelの変更

以下サイトを参考にした.

Takeshi Yonezu | Ubuntu Server 20.04を日本語化する

以下を実行する.

sudo localectl set-x11-keymap jp jp106

実行前後で,以下のような変化があったが,キーボードの日本語配列にはならなかった.

実行前(以下参照)

実行後(以下参照)

やったこと2_setxkbmapの実行

以下サイトを参考にした.

フラミナル | 【日本語キーボードにする】Linuxでキーボードを英語から日本語にする

以下を実行する.

setxkbmap jp

一時的にキーボードが日本語配列にはなったが,再起動すると英語配列に戻った.

やったこと3_fcitx-mozcのインストール

以下サイトを参考にした.

ビバ!Linux | 超簡単!Linux Mint Google日本語入力mozcのインストール方法

以下を実行する.

sudo apt install fcitx-mozc --install-recommends

パスワードを入力し,続行有無の確認があるので"Y"を入力すると,以下のようにインストールが進む.

その後,Fcitxを有効化するため,以下を実行する.

im-config -n fcitx

以下のようになる.

キーボードが日本語配列になり,再起動しても英語配列に戻ることはなかった.ただ,日本語入力はできなかった.そのため,以下を実行し,fcitx-mozcをアンインストールした.

アンインストール後もキーボードは日本語配列はキープすることができた.

sudo apt rm fcitx-mozc

やったこと4_ibus-mozcのインストール

以下サイトを参考にした.

えんでぃの技術ブログ | Linuxの日本語入力設定手順

以下を実行する.

sudo dnf install ibus-mozc langpacks-ja

デスクトップに戻り,"Menu"をクリックする.

検索バーで"input"を入力し,"Language Support"を選択する.

以下画面に遷移するので,"Keyboard input method system"を"iBus"にし,"Close"をクリックする.

キーボードは日本語配列になり,日本語入力もすることができた.

以上