WordPress | Luxeritas | 改善の流れ “ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています”

2023年2月13日

WordPressとは,世界で最も人気のあるサイト構築サービスであり,W3Techsの以下調査によると,すべてのウェブの43.1%に利用されている.

W3Techs | Web Technologies of the Year 2022

W3Techs | Usage statistics and market share of WordPress

WordPressは,サイト構築の際,構築しやすいように,いくつかのサイトテンプレートというテーマを提供している.一方,WordPress向けのテーマは,WordPress以外からも多くの作者により有料・無料で提供されている.なお,私は,無料で提供されている"Luxeritas (ルクセリタス) Theme"(以下; Luxeritas)を利用している.

今回,WordPressにログインしたところ,「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」という問題があったため,この改善の流れを以下に記す.

背景

WordPressにログインしたところ,「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」という以下のような問題が発生した.

実施環境

WordPress 6.1.1
利用テーマ: Luxeritas(ルクセリタス) 3.21.5.1

改善の流れ

Webサイトの読み込み速度を計測するのに以下サイトを利用しながら,改善を行っていた.ただ,最初の不要なプラグインの削除時には利用していなかった.

PageSpeed Insights

不要なプラグインの削除

実行の流れ

WordPressにログインをし,"プラグイン"にカーソルを合わせ,"インストール済みプラグイン"をクリックする.使用していないプラグインなどがあったため,すべて削除した.

実行の結果

サイトヘルス

WordPress内のサイトヘルスによると,以下のように,サーバーの応答時間の中央値は686ミリ秒となり,推奨される閾値600ミリ秒よりも少しかかるぐらいまで改善した.

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsによると,以下のようになった.

トップページの記事リストの数の減少

以下画像の赤枠のように,トップページの記事の数を20から10に減らした.

実行の流れ

WordPressにログインし,"Lixeritas"から"カスタマイズ"をクリックする.

以下画面に遷移するので,"ページネーション"タブをクリックし,"リスト型トップページ"を20件から10件に減らし,"変更を保存"をクリックする.

実行の結果

サイトヘルス

WordPress内のサイトヘルスによると,以下のように,"改善が必要"から"良好"に変わった.なお,サーバーの応答時間の中央値は499ミリ秒となり,推奨される閾値600ミリ秒を下回るぐらいまで改善した.

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsによると,以下のようになった.全体的に前回とほとんど変わらない結果となった.

汎用サイドバーの整理

以下画像の赤枠のように,トップページの汎用サイドバーの項目数を減らした.

実行の流れ

WordPressにログインし,"外観"から"ウィジェット"をクリックする.

以下画面に遷移する.現状の汎用サイドバーが以下になる.7タイトル表示されている.

以下画面のように,汎用サイドバーのタイトル数を5タイトルに減らした.

実行の結果

サイトヘルス

WordPress内のサイトヘルスによると,以下のように,サーバーの応答時間の中央値は472ミリ秒となった.

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsによると,以下のようになった."実際のユーザーの環境で評価する"では最初と変わらなかった.Speed Indexは当初の2.0秒から1.7秒に改善した.

参照

PageSpeed Insights

以上