Linux | IPv4とIPv6の詳細説明
2022年8月,Windows 8が搭載された古いノートパソコンに"Ubuntu 22.04 LTS"のインストール方法を記した記事を公開した.当該記事はこちらを参照.
Ubuntuをインストール後,ターミナルでのコマンドによってIPv4, IPv6を確認することができる.詳細がよくわからなかったため,以下に詳細を記す.
実施環境
- PC: Acer Aspire E3-111
- OS: Ubuntu 22.04.1 LTS
詳細説明
CTRL + ALT + Tキーによって,ターミナルを開く.その後,以下コマンドを実行する.
“ip a"
“ip a"コマンドによって,以下のようにIPv4とIPv6が出力される.
上記にて出力された項目3の内容を以下に説明する.
■inet 192.xx.xx.xx/xx: IPv4アドレス
■brd 192.xx.xx.xx: ブロードキャストアドレス(IPv4)
■inet6 2400:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:6395/64 scope global temporary dynamic valid_lft 604555sec preferred_lft 85599sec: 短い期間利用可能なアドレスであり,主にリクエストを送るのに利用される.
■inet6 2400:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:cfe3/64 scope global dynamic mngtmpaddr noprefixroute valid_lft 2591756sec preferred_lft 604556sec: プライバシー拡張を代表して作られたカーネル管理の一時的なアドレス.安定的なアドレスであり,おそらくEUI-64(Extended Unique Identifier 64-bit)を修正したものであり,MAC addressから生成されたもの.
■inet6 fe80::xxxx:xxxx:xxxx:1a4a/64 scope link noprefixroute valid_lft forever preferred_lft forever: リンクローカルであり,同じL2ネットワークでのデバイスでのやり取りにのみ使われる.
参照
reddit | Why do I have 3 Ipv6 addresses, and what do these flags mean in laymans terms?
以上